中国に拘る理由とは

大っ嫌いだった中国

私は中国人に登山,スノーボードを教えています。

2021-2022年シーズンは北京オリンピックの効果もあり400件以上の問合せが届きました。

全て在日中国人です。

正直ここまで在日中国マーケットが大きいとは思わなかったので非常に驚いております。

インバウンドの時よりも忙しく「自信」に繋がりました。

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今シーズンは多くの中国人留学生が参加してくれました

参加してくれた中国人の皆さまには大変感謝しております。

ありがとうございます。

色んな方から,このような質問をされます。

「中国に留学していたの?」

「中国で働いていたの?」

よくこのような質問をされますが答えは「No」です。

中国には一度も行ったことはありませんし,大学時代1年次の前期で中国語を専攻していました。

しかしながら単位を落としてしまい「二度と中国語を勉強するもんか」と心の中で決めていました。

JRに入社も常識を超えた英語力のなさ

大学卒業後は新卒としてJRに入社しました。

所属先は日本のターミナル駅である「東京駅」でした。

2014年に入社ということもありインバウンドのブームでした。

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JR時代の写真

私はある程度,英語が話せるだろうと思っておりました。

しかし,いざ外国人と会話すると緊張し目の前が見えなくなりました。

外国人に「どこのプラットフォームに行けば良いか?」

と聞かれた際

「イレブン(11)」と言いたかったのに

「ワンワン(11)」と言ってしまい先輩に呆れられました。

本当に本当に辛く自信を失いました。

このままだと本当にヤバい!

なにか変わらないといけないと思い

「オンライン英会話」を受講しました。

自信が付いたオンライン英会話

もちろんオンライン英会話を始めた当初は全く話せませんでした。

25分間のレッスンがほぼ会話なし・・・。

少しでも英会話をすれば,家族が私の部屋に来て,私の英語の発音を聞いて大爆笑してました。

それでも3ヶ月,毎日英会話をすると変わります。

なんと25分間も英語でフリートークが出来るようになったのです!

この1年間で約120か国の人々と会話をすることになり「自信」へと繋がり海外への関心が強くなりました。

そこで何か挑戦しようと心に決めました。

「そうだ海外に出よう!」と。

小さな成功作り

「海外に出るぞ!」と心に決めましたが普通に会社を辞めて「留学」をする。

多くの方がやっているなと思いました。

また当時「堀江貴文」さんの「ゼロ」という本を読んでいました。

その中に「小さな成功体験を作れ」という言葉があり私にとって「成功体験」が欲しかったのです。

そこで以前からやってみたかった「ヒッチハイク」に挑戦します。

「ヒッチハイク」で成功すれば会社を辞め海外に出る。

「ヒッチハイク」で失敗すれば一生JRにいる。

と心で決めながら,画用紙とペンを購入し北海道の空港へ飛び立ちました。

北海道の国道で早速「行き先」を書き画用紙をドライバーさんに掲げます。

とても心細かったことを今でも覚えております。

「周りからどんな姿で見られているのだろうか?」

「警察に捕まるのではないか?」

などなど。

5分経ちが車が止まりました。

なんと私を乗せてくれました。

嬉しくて嬉しくて,とても自信に繋がった出来事でもありました。

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初めてのヒッチハイク 北海道標茶にて

こうして自信の付いた私は会社を辞め海外に出ることに決めました。

ただ「人と同じ事はしたくない」と思い

「旅×ジム」という筋トレの旅に出ます。

「マレーシア」「ラオス」「ベトナム」「クロアチア」「ボスニア・ヘルツェゴヴィナ」などの国々に行きジム巡りをしました。

話は長くなりそうなのでまたの機会にします。

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ラオスのジムにて

インバウンドのスノーボード事業

帰国後,私の師匠に「英語話せるだし自分でスノーボード教えれば」。

この一言で自分の人生が大きく変わります。

Airbnbの体験プランがちょうどでき,私のインバウンドスキー事業を掲載しました。

なんと軌道に乗り初年度は40名近い外国人の方が私のツアーに参加してくれたのです。

そこで中国の方と出会いました。

私「中国って何のアプリで情報見てるの?」

中国人「weiboだよ。Instagramやfacebookは見れないの」

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中国のfacebookと言われているWeibo

この言葉が私にとって衝撃的でした。

同時に中国のアプリを開始すれば新たな市場を確保できるのではないかと思い「weibo」を開始することに決めました!

中国語のアレルギー反応

中国アプリをやろうとしましたが,大の中国語苦手。

大学時代は単位を落としていますから(笑)。

アレルギー反応が発生しました。

でもこれをやらないと差別化出来ないと思い,翻訳機能を利用しスノーボードの映像を発信していました。

そして翌シーズン。

フォロワーが50名だったのに

スノーボードの予約が10件に達したのです。

5人に1人は予約してくれる!!

これは効率が良いと思い中国語学習を再開します。

「3ヶ月間,毎日『中国語』を勉強すれば話せるようになる!」

それを信じ,どんなに疲れてても1年間毎日オンライン中国語レッスンを行いました!

辛かったものの少しずつ話せるようになったのです。

中国SNS「小红书(RED BOOK)」との出会い

red book - 中国に拘る理由とは
中国のInstagramと言われている小红书(red book)

この年「コロナウイルス」の影響で私のプランが大幅に崩れます。

スノーボード事業では軌道に乗っておりマレーシアの室内スキー場と提携しておりました。

春夏秋はマレーシアで新規営業+スノーボードを教え

冬になれば日本でスノーボードを教えるプランが出来ていました。

しかしながらマレーシアに入国する事はできず精神的に病んでいました。

前に進まないといけないと思った私は新しく小红书(RED BOOK)で発信しました。

趣味である山登りを「中国語で解説しながら登る」動画を開始しました。

当時は1件も「コメント」や「いいね」が付かない時が多くありました。

「山登り動画」を作り20回投稿後,少しずつ効果が出てきます。

なんと「Toruさんと一緒に山に登りたい」というメールが届いたのです。

このメールをきっかけに中国人との登山イベントを開催します。

最初に集まったのは日本人1名と中国人1名の合計3名。

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初めての登山ツアー

登山ツアーの動画を投稿後,反響がありました。

「我也好想去爬山(私も一緒に登山をしたい)」

このコメントが私のとって嬉しく山も以前より好きになりました。

「冬の3000m乗鞍岳」

「登山家であれば一度は登りたい槍ヶ岳」

「北アルプスの難所大キレット」

「3泊4日の表銀座を1日で縦走」

「日本で最も難易度の高いジャンダルム登頂」

「屋久島縦走」

などを発信しているうちにフォロワーは増加。

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厳冬期の乗鞍岳(3026m)

登山ツアーも2回目は9名。

- 中国に拘る理由とは

3回目の登山ツアーは30名まで増加しました。

辛い時は,よくこの動画を見て振り返っております!笑

私にとってファンたちは財産でもあります。

400件のスノーボード問い合わせ

地道な活動をコツコツ行なった結果,冬のシーズン前までに約1500名のフォロワーが付くようになりました。

私のスノーボードのサービスは半分指導,半分動画撮影です。

動画をプレゼントするとお客様は自分のSNSに投稿してくれます。

これが宣伝効果を生み,広告費なしでも400件以上の問合せが来ました。

更にフォロワーも1500名だった(2021年12月)から2022年4月には2800名と急速に上昇しました。

私は多くの中国人の方々に救われてきました!

少しでも「日本」と「中国」に対する関係が良好になるように取組んでいきたいです。

次回のブログもお楽しみに〜!

最後までありがとうございました!

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