日本のシリコンバレーは新潟の浦佐にあった?
目次
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グローバルITパークとの出会い
こんにちは。
新潟県湯沢町に移住して約2ヶ月が経ちます。
徐々にですが湯沢町であったり近隣市町村のことがわかって来ました!
そして今回のテーマは
「日本のシリコンバレーは浦佐にあった?」です。
果たして本当にシリコンバレーが存在するのでしょうか?
僕がこの情報をどこで聞いたかと言うと
たまたま湯沢町のお城ツアーのイベントに参加しました。
その際1人だけ外国の方がいたのです!
気になった僕は話かけることに!
ということで頂いた名刺を検索すると、とんでもないグローバルベンチャー企業でした!
その名はグローバルIT(以下GIT)パーク。
グローバルITパークの最寄駅はカフェもない田舎駅?
名刺を頂いた僕は後日、グローバルIT(GIT)パークに訪問することに!
越後湯沢駅から普通列車に揺られ30分。
到着したのは上越新幹線の停車駅でもある「浦佐駅」
僕はアポを取った2時間前に到着しました。
時間があるので駅ナカで作業をしようとカフェを探していました。
が・・・
新幹線の駅なのに全く「カフェ」が見つからないのです!
最終的に近くのセブンイレブンに行き作業をしました!
実は「浦佐駅」・・・新幹線の駅でありながら「カフェ」「レストラン」が全くないのです!
つまり田舎です!
GITパークに到着
浦佐駅から徒歩10分でGITパークに到着しました!
早速GITパーク「アダム・イノベーションズ」の代表カウシャルさんが出迎えてくれました!
写真はカウシャルさんとプロジェクトマネージャーのピシャチャイさんです!
GITパークってどんな会社?
まずインタビューの前にGITパークの「アダム・イノベーションズ」について紹介します!
一言でまとめると
「コンサルティング」
もう少し詳しくすると
海外IT企業が浦佐に集まり
「ホテル・レストランのシステム作り」
「WEBデザイン(HTML.CSS.SEOなど)」
「英語教育」
などITのプロ集団です!
しかも社員の半数以上は外国人という超グローバルな企業なのです!
http://adam-i.jp/ja/ホームページはこちらです!
早速、中に入ると
大学の研究室のイメージです。
オフィスには地元の方が描いた絵が張ってありました!
今回はGITパーク方にインタビューしました。
インタビューした方は
- タイ出身のプロジェクトマネージャー「ピシャチャイさん」
- スリランカ出身のインバウンド・アウトバウンドそして旅行会社を経営してる「サスリカさん」
- 地元、小千谷市出身で通訳担当の「片柳さん」にインタビューしました。
今回はビジネス英語ということで片柳さんに通訳にしてもらいました!
入社したきっかけは?
では早速インタビューに入っていきます!
※その前にマークの表示の説明から!
ピシャチャイさんはタイ出身なので🇹🇭のマーク
サスリカさんはスリランカ出身なので🇱🇰のマーク
片柳さんは日本なので🇯🇵のマークで表示します。
ーなぜ浦佐のGITパークを選んだのですか?ー
🇹🇭「私は大学を卒業した後、タイの大手企業でシステムエンジニアとして働いていました。具体的にはインターナショナル開発部という部署で中国、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、ドバイ、アメリカ、イギリス、オーストラリアのお客さんが対象でした。そこでグローバルな場所で勉強したいと考えた時に奨学金が援助される※1国際大学を発見したのです。大学では※2「eビジネス」を専攻しました。そしたら想像以上に外国人学生がいたのです。私が知らなかった国の学生もいて素晴らしい環境の下で学ぶことが出来ました」
※1国際大学とは
国際大学(IUJ)は、世界のさまざまな国や地域の人々、あるいは、政府・企業・NGO等の
組織が直面するグローバルな問題の実践的解決に貢献できるリーダーを育成し、
グローバルな公共の利益に貢献することを使命としています。
その為に、政治、経済、経営等に関する専門的な知識と技能を習得し、
かつ、異文化への深い理解と人間的な共感を培うことのできる
学習と研究の場を提供しています。
https://www.iuj.ac.jp/jp/about/より引用
※2eビジネスとは
IT技術に関わる領域で幅広く活躍できる人材育成を目的とし、マーケティング・ファイナンス・人的資源管理・工程管理・業務管理、プロジェクト管理などITに関わる分野を包括的に扱っています。https://www.iuj.ac.jp/jp/?s=E%E3%83%93%E3%82%B8%E3%83%8D%E3%82%B9より引用
🇱🇰「実は私・・・地元なんです(笑)。けど出身はスリランカの※3Ragamaで小・中学校は浦佐で育ちました。高校・大学はスリランカに戻り働きました。そこから再び浦佐に帰り国際大学で学んだ後に弊社に入社しました。弊社の社長はスリランカ出身ということもあって繋がりがあったんですよね。」
※3Ragamaとはスリランカの西部に位置する街
シンハラ語:රාගම タミル語:ரா1ம
🇯🇵「私は地元、小千谷出身です。高校を卒業した後はアメリカで留学をしました。日本に帰国した際にグローバルな世界&地元で働きたいという思いから弊社に入社しました。」
ー現在どのような事業を行なっていますか?ー
🇹🇭『グローバルITパークに入居している海外企業は8社です。各社が独自の強みを持っており、製造業Iot、データ分析、フィンテック、ホテルマネジメントシステム、教育業界ERPなどの幅広い分野において、海外企業の技術を日本の市場に紹介しています。
例えば、一番最近入居したスリランカのLOOPS社はwebサービスを行なっています。具体的に4つに分かれます。1つ目は「ブランド戦略」。これはクリエイティブPR、コンテンツデザインなどです。2つ目は「モバイルアプリケーションデザイン」です。E-コマースやソーシャルネットワークを利用した提案、3つ目は「デジタルマーケティングサービス」。WEBサイトににおいて検索上位に表示されるためのSEO対策など。4つ目は「映像制作関連サービス」。2D&3DやVR動画などを制作しています。』
ーサスリカさんはどのような仕事をしてますか?ー
🇱🇰『現在は観光関係のWEBサイトを作っています。インバウンドも行なっていますがアウトバンド、そしてスリランカでは旅行会社も運営しています。
ー現在は日本で働いてるわけですがスリランカには戻りたいですか?ー
🇱🇰『そうですね。私の夢は日本とスリランカを結ぶことです』
日本のビジネスってここが変だよね〜?
ーみなさんは海外(日本以外)で働いてた経験がありますが日本のビジネス面で驚いたことはありますか?ー
🇹🇭『たくさんあります。やはり名刺交換かな?」
🇱🇰『それは私も同様です。だって日本人の名刺の交換って相手の顔を見ないで両手で取って必ず名刺を見ますよね。名刺を見る時間があるんだったら相手の顔を見る方がいいんじゃないかなと思うんです。いつだって名刺なんて見れるじゃないですか?だからスリランカの場合は片手で渡しますよ。目を見て話すことが大切だと考えるので』
🇹🇭『後は一本締めですか。あれには驚きました(笑)。』
ー確かにそう思います。ところでビールの注ぎ方も日本と海外では異なると聞きました。日本の場合ビールを注ぐ時は必ずラベルを上に向け、また上司のコップにビールが少なくなったら注ぎますよね?これは皆さんの国も同じですか?ー
🇱🇰『いや全く違います。飲みたかったら自分でビールを入れます。』
🇯🇵『そうです。以前日本人スタッフがビールを注いでいたら外国人スタッフが驚き動画を取っていましたよ』
🇱🇰『日本人って素晴らしい「おもてなしの心」はありますが、逆に気を使いすぎな部分があると思います。例えば日本人のビジネスマナーとして曖昧なメールを送る事がありますがスリランカの場合はハッキリと「今後ともビジネスでお願いします」みたいに伝えるのです。』
🇯🇵『そうみたいです。これはスリランカというよりイギリスの文化みたいで。日本人は受け身ですから強気で営業すると日本人に合わなかったりします(笑)。』
🇱🇰『そうですね。スリランカはイギリスの植民地だったので!スリランカの進学はイギリスの大学に進んでいる方が多いです。先ほどの続きで曖昧な解答ならYESかNOの2つの選択でいいと思います。日本人は「何をしたいのか」本音が伝わってこない事がしばしば見られます。』
ー凄い勉強になります。また日本は海外と比べスピード力が遅いと言われますが、どうでしょうか?ー
🇱🇰『遅いように感じます。スリランカではとりあえず挑戦します。もし失敗したらそこで原因を見つけ改善すればいいという考えです。その先にヒントが隠されていると思っています。』
ーそうですね。今の日本企業って、まず課長に判子を貰って次に部長、そのあとに取締役みたいにかなり慎重に進めてる感じがします。また目標もしくは夢があれば教えて下さいー
🇱🇰『シリコンバレーにしたいですが現実的にはインドの南部にある※4「ケーララ」です。ここはインドで初のIT特区で最大級を誇ります。ここの街は小さな街ですが宇宙開発を行なったり電子政府化も進んでいます。また人間開発指数では100%に達し家族計画政策では人口増加率が最も低く治安面も殺人率が最も低く平均寿命は最も高いシステムを作っているのです。弊社はそれが目標です』
※4「ケーララ」とはインドで最も進んだ社会と生活水準を構成しており、識字率がほぼ100%(インド全体の平均は65%)、女性の社会進出も多いのが特徴です。古くからIT産業も盛んであり、「テクノパーク」呼ばれるインドの工業団地の第一号はケララ州で、ネストはその第一期の参入企業です。
アダム代表のカウシャルさん
最後にGITパーク(アダム・イノベーションズ)代表のカウシャルさんにインタビューしました!
ー現在の取り組みはどうですか?ー
ー外国企業が日本に進出するのはハードルが高いと思いますが実際はどうですか?ー
ー今後の目標を教えて下さいー
編集後記
まずはGITパークの皆さまインタビューに応じてくれてありがとうございました!
簡単にですがGITパークについて以下にまとめてみました!
- 世界に向けて次世代の革新的な技術の開発
- 海外企業とのコラボレーションを通じて、日本企業を海外市場への進出機会を提供
- 日本企業の海外ネットワークを拡大、そして関係強化を図る
- グローバルなコミニケーション・共同研究・知識の共有を促すプラットフォームの提供
- 日本におけるスタートアップ企業の生まれやすい風土づくり
今回GITパークの方々と話をして刺激的でした。
GITパークの代表カウシャルさんと会った当初は「どんな会社なのか」想像するだけでワクワクしていました。
実際に従業員の方との会話が楽し過ぎて日本にいる感覚がなくなりました!
僕自身バックパッカー経験があり世界中、旅をしましたがビジネスの会話は少なく今回のインタビューは僕にとってかなり新鮮でした。
営業1つとっても日本のスタイルと海外のスタイルは全く正反対で衝撃を受けました。
現在の日本は約1億2千万人の人口に対し世界は約70億人の規模!
このように考えると必然的に答えは見えてくると思います。
僕も彼らのような考えを持ち成長していければと強く感じました!
本当にありがとうございました。
今後のご活躍を期待しています!